しまねこの考えごと

考えたことを書いています。

服薬指導をミシュラン化したら?

病院では、患者さんへお薬の内容の説明、副作用の説明などを行うと与えられる報酬がある。

それは薬剤管理指導料として呼ばれている。薬剤管理指導料は、薬剤管理指導料1と薬剤管理指導料2に分かれている。

 

薬剤管理指導料1には、抗がん剤などハイリスクの薬剤が含まれている。

効果や副作用の点で通常の薬剤よりも注意が必要なので、報酬として少し高くなっている。

 

薬剤管理指導料2は薬剤管理指導料1以外の薬剤に対しての報酬となっている。

 

また、麻薬については、追加の報酬となっている。

 

でもこれらの報酬って薬剤で評価されている。

患者さんからの評価を反映した料金体系でない。

 

服薬指導の点数が定額となっている。麻薬とかハイリスク薬とかに加算はあるけど

新人の薬剤師の指導とベテランの薬剤師の指導の価値が同じ設定っておかしいじゃん

 

例えば、

ミシュランガイドに掲載されるようなラーメン店のラーメンと、街によくあるラーメン店の価値が同じになっている状況。

同じラーメンでも味や店の雰囲気も違う、そこに価値の違いがある。だから払う金額に違いが出る。

 

<しまの空想解決案>

服薬指導にも、価値の違いを導入したらどう?

そうすれば、服薬指導の上手さ下手さでの指標ができるし、能力別で評価できる。

もちろん患者さんが評価する。患者さんが評価して、価格を設定する。

その評価を全国の薬剤師を統一し、公開すれば、薬剤師のミシュランガイドが完成するじゃん。

患者さんが評価するから、良い悪いの評価が様々で大変だけれど・・・

例えばこの薬剤師はめっちゃ細かく説明してくれてめっちゃ良かったとか、僕からしたらこの薬剤師は説明が長くてめんどうとか

 

患者さんからのフィードバックがあると改善できるし

今までは、他の薬剤師からのフィードバックしかなかったけれど、実際に指導を受けた患者さんからのフィードバックの方がより価値があるはず

 

例えば、さっきのラーメン店の話に戻ると

同じ職場で働いている他のスタッフからの評価よりも、実際に食べたお客さんの評価の方が重要で価値があるし

 

薬剤師のミシュランガイドができれば、指導のうまい薬剤師の元に、就職したくなる薬剤師も出るはず

 

服薬指導の上手い薬剤師は、都市部に限るわけではないし、薬剤師の人材の流動性がもっとよくなるのでは?